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「接遇のチカラ」(4) 清潔な「身だしなみ」~第一印象の作り方

こんにちは!第2・4月曜日を担当のコミュニケーション講師の松原です。
前回、良い第一印象のために心がけるべきポイントとして以下の4つを上げました。
1. 清潔な身だしなみ 2. 柔和な表情・笑顔 3. 状況にあったあいさつ 4. おちついた態度・仕草
今回はひとつめの「清潔な身だしなみ」について考えてみましょう。
どんな仕事にも「清潔な身だしなみ」は求められます。では、なんのために?そう聞かれると、大抵の人は「そりゃ、相手が嫌がるからだよ。不潔な人には関わりたくないもの」と答えることでしょう。辞書にも「身だしなみ」は以下のように書かれています。
「人に不快感を与えないように、言動や服装を整えること。また、その心がけ。」(大辞泉)
これらを見ると「身だしなみ」とは人のためにすることのようです。
しかし、本当にそれだけでしょうか。身だしなみを整えるのは「自分のため」と私は考えます。
プロのビジネスパーソンとは仕事に真剣に向き合い、職務を全うできる人です。だからこそ、服装やヘアスタイルなどがその職務に適したものに整えようと自然と気が向きます。
例えば、衛生的な仕事(食品・医療・精密工業)に携わっていれば、自らの髪型や服装、手指衛生などに自然と気を払うでしょう。
「汚染しない」という意識が、そのような仕事に携わる人の根底にあるからです。しかし、「前髪、長めが好き。目に入るけれど、これが好きだからいいの」という人はどうでしょうか。きっと、お辞儀をしたり、何かをするたびに手が髪に触れるでしょう。これでは、清潔が必須の仕事に支障をきたしかねません。それなのに、「別に注意されないし、可愛いから別にいいよね」と、自分を許し続けたら、その人の身だしなみは、ずるずると崩れていくでしょう。
これが、プロとして、仕事の全うできる人の姿でしょうか。
プロとは、「前髪が長いのは仕事に不都合だ」と自主的に考え、整えられる人です。他人から見てどうだから、ではなく「自分のプロとしての価値や評価を高めるため」に整えるのです。
身だしなみを整えることで、ビジネスパーソンはプロ意識を表現します。人のためではなく、自分の姿勢を示すために「身だしなみ」にぜひ注意を払ってください。
一日の始まりにはまず、鏡を見て自分の姿を確認しましょう。鏡の中の自分に「これがプロの姿だ」と自信を持てるようになれば、周囲の人たちの信頼も高まるに違いありません。

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