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ファシリテーションの基礎となる思考方法(2)

こんにちは! 
毎週水曜日を担当します水江 泰資(みずえ ひろよし)です。
本エッセイでは、少人数の打合せや会議運営で役立つファシリテーション・スキルを紹介しています。
前回から論理思考(ロジカルシンキング)の解説を始め、会議では、参加者がお互いに「この点は分かりました」「この点は分かりません」と確認し合う、これが論理思考の最初のステップだと説明しました。

今回は「相手にとって分かりやすい説明の仕方」を紹介します。
その代表格としてPREP(プレップ)法という、要点(Point)、理由(Reason)、事例(Example)、まとめ(Point)の4つの要素から成り立つ話し方を紹介します。
要素の頭文字を取ってPREP法と呼ばれます。

社内の会議で、採用について話し合う場面を想定してみましょう。そこで採用方針についての発言をする例を示します。
私は、今いるメンバーとは異なる経歴を持つ人材を企画部に採用すべきだと思います(結論)、
というのは、今の顔触れでは商品開発で他社に太刀打ちできないからです(理由)、
うちでは、ここ3年ほどヒット商品が出ていません。一方、他社では学生モニターからアイデアを募ったり、他業種からの転職者を積極的に採用したりすることで、成功を収めているようです。(事例)、
そこで、うちでもこれまでとは違った人材を採用すべきだと思います(まとめ)

このように、話の構成を、要点(結論)、理由、事例、まとめ(要点の再確認)の順番で述べると、ロジカルに伝わります。ビジネスでもよく、「結論から先に」と言われますね。

わかりやすい説明はその目的に応じた要素から成り立っています。
要素の組合せをフレームワーク(思考の枠組み)と言い、ビジネスでは必要不可欠な道具として活用されています。
次回も「相手にとって分かりやすい説明の仕方」の続編として、便利なフレームワークを紹介します。

  • この記事を書いた人
水江泰資

水江 泰資

研修講師、国際認定ファシリテーター
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