メルマガバックナンバー 水江泰資執筆記事

ワークショップをやってみよう(19)

こんにちは! 毎週水曜日を担当する水江 泰資(みずえ ひろよし)です。
本エッセイでは、少人数の打合せや会議で役立つファシリテーションスキルを紹介します。ファシリテーションを応用し、ワークショップを社会人教育で活用してみましょう。
前回まで、ある製造業の「部門間同士の風通しを良くする」というテーマに沿って、社員全員が取り組める実践的な方法を決めるためのアクティビティを重ねてきました。
グループごとで参加者の関係性をつくり、次に自由にアイデアを出し合い、さらに『ギャラリーウォーク』で他のアイデアを眺め、工夫を加えました。
実行案は、自分たちだけで考えたものの競い合いではなく、お互いに交流したうえで出します。グループを部門に例えることで、セッションの進行をテーマになぞらえています。
ここから投票で絞り込み、最終的には1つまたは2,3の実行案を決めます。
しかし今、100以上のアイデアがあり、実行案になりそうなものをどう選ぶのか悩みますね。そこで、『多重投票』という、検討に値する優先順位をつけるためのアクティビティを行いましょう。
すべてのアイデアを壁に掲示し、シールを貼って投票します。その際、シールを1人に複数枚用意し、選ぶ理由によってシールの色を変えると、みんなが何をなぜ選んだのかが一目瞭然となり効果的です。
今回は直径1センチ程度の円形のシールを3色用意し、1人に1色5枚ずつ配布することにします。ファシリテーターのセリフで説明します。
「良いと思うものにシールを貼ってください。色の使い分けを示します。
(掲示しながら)
赤:新規性 初めて取り組む  
青:実効性 効き目がある
黄:持続性 長く続けられる
ひとつの案に複数貼ることもできますし、自分の案を選んでもかまいません。ただし多数決で採用ではなく、検討する順位を決めるためです。どれを採用するかは次のアクティビティで決めます。」
次回は最終案の決定方法を説明します。

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