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ファシリテーションで多様性を活かす(28)~オンライン会議に良い影響を与える方法4回目『沈黙の活用』

 こんにちは! 
 毎週水曜日を担当します水江 泰資(みずえ ひろよし)です。
 本エッセイでは、少人数の打合せや会議運営で役立つファシリテーション・スキルを紹介しています。
 今月は『オンライン会議に良い影響を与えるにはどうすればいいか』をテーマに、具体的な方法ご紹介していますが、今回は3つめの『沈黙の活用』です。
 「あれ?会議って、皆が話し合うことでしょう?それなのに沈黙を活用ってどういうこと?」と思われた方もいらっしゃるでしょう。
 実は、自分が発言した後、参加者からの質問や意見を引き出すためには「沈黙」が重要なのです。
 こんな方はいらっしゃいませんか。一通り話した後、参加者に質問を求め、即座に返答がないと不機嫌になる。そして、すぐに「話を聞いていなかったのか?」「質問が無いのはOKの意味か?」と二の句を継ぎ、さらに追い詰めてしまう。
 この時、発言者は、相手(参加者)ではなく、自分に関心があるため沈黙に耐えられないのです。沈黙が自分を無視しているように感じるのです。
 発言者にとっては長い沈黙の時間ですが、一方の参加者にとっては一生懸命質問や意見を考えているので、むしろ短く感じています。
 本当に相手の意見を聴きたい、質問が欲しいのであれば、10秒ほどの沈黙には耐えられるようにしましょう。
そのためには、いちいち時計を見ずとも「今何秒くらい経っているか」という感覚は身に付けておくと便利です。筆者は参加者に質問すると『ハッピーバースデー トゥ~ ユ~』の曲を心の中で歌います。20秒ほどで す。3回繰り返せば1分間の沈黙になりますが、概ね1回目の途中で参加者から声が出ます。皆さんも好きな曲でお試しください。
 会議で安心してホンネが話し合えるためにもぜひ沈黙をうまく使ってください。
 次回は、オンライン会議に良い影響を与える方法の4つめとして『応える』を紹介します。

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水江泰資

水江 泰資

研修講師、国際認定ファシリテーター
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