みなさん、こんにちは、第2と第4金曜日担当の大嶋友秀です。今回も即答力をつけるために具体的な方法を紹介します。
前回は、本を雑誌のように読むのが良いと述べました。これは、読書を気軽に考えて、生活に定着させてほしいからです。本の情報をインプットする方法は、他にもたくさんあります。ではさっそく活用できるものを紹介しましょう。
それは「目次を読む方法」です。
お勧めする理由を二つあげます。まず、本の内容の「全体像」がわかることです。例えると、目次は「本の地図」と言えます。それをながめると、全編を通じた論理のつながりや著者の視点が見えてくるかもしれません。少なくとも、その構成からどのような本なのかを予測できるでしょう。
あとひとつは「キーワード」がわかることです。目次には本のエッセンスが凝縮されています。そこで繰り返して出てくる言葉はチェックしておきたいです。もし、その言葉がわからなければ調べましょう。キーワードを知ればそのテーマへの理解の第一歩につながります。
さらに、本編を読もうと考えたなら、目次を活用するもう一つの理由があります。
それは、その本の「攻略ポイント」がわかることです。目次から、関心を持てそうな所や、あなたが理解できそうな部分を見つけるのです。そこから読み出していけばいいでしょう。いつも本を最初のページから順番に読む必要はないのです。あなたにとっての入り口を見つけるのも読書の方法と言えるでしょう。
このように、目次だけで、全体像がわかり、キーワードを知ることができます。それだけでも、ちょっと雑談するぐらいなら役立つでしょう。その本が注目されているものであれば、どのようなトピックが人の関心を集めているのかもわかるでしょう。ビジネスパーソンとしてもその時の話題として知っておいて損はありません。
即答力の基礎は、読書からのインプットです。その中で、どの本を読むのか、読まないかを決めるのも重要です。そんな判断も目次を見ればある程度できます。それが、読書を継続するのに役立ちます。本の中にある地図をうまく活用して、迷子にならないようにしましょう。では、またお会いしましょう。(以上)