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転職活動で差がつく応募書類(2)

こんにちは!第1、3月曜日を担当いたしますキャリアコンサルタントの柴田登子です。
「転職活動で差がつく応募書類」2回目の今回は、履歴書と職務経歴書の違いをお伝えしておきます。日本では転職の際に必ず提出を求められるこれら2つについて、なぜ似たようなものをわざわざ分けて提出させるのだろう、と思っている人は多いのではないでしょうか。実は書類の意義や記述すべき内容がかなり異なります。
以下それぞれの項目で、履歴書と職務経歴書の違いを認識しましょう。
<提出の目的>
履歴書:住所や連絡先に加え、学校の入学・卒業やこれまで勤務していた会社の入社・退社など出入りを伝えるものです。これらの情報は社会保険などの手続きや給与額を決定するのに用います。学歴を合否の参考にする会社もなくはないですが、記載内容のほとんどはあまり採用に影響されず、むしろ入社後の手続きに用います。
職務経歴書:これまで経験した仕事内容を伝えるために書くものです。最も重要なのは担当していた業務についての詳細な記述です。
それに加え、職場で得られた成果や実績なども伝えるので、書類選考での評価に直結します。
<フォーマット>
履歴書:JIS規格や厚生労働省が定めた書式を使って作成します。
PCで独自に編集するなどは避けます。
職務経歴書:履歴書のような決まった規格はなく、自身の職歴や経験した業務の多さに合わせ、自分で書式を工夫して作成します。
<作成のポイント>
履歴書:規定フォーマットの欄ごとに、定められた事項について簡潔に書きます。「事実を第三者にわかりやすく」を心がけます。
職務経歴書:自己のスキルや経験に「応募先企業のニーズとの合致」ある点を強調します。また、自由書式なので文書作成スキルやレイアウトのセンスなど実務レベルのチェックにも用いられます。それらのアピールも考えて作成します。
以上を意識し、採用担当者に好印象を与える応募書類を作成しましょう!

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