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転職活動で差がつく応募書類(5)

 こんにちは!第1、3月曜日を担当いたしますキャリアコンサルタントの柴田登子です。
 「転職活動で差がつく応募書類」の最終回は「自己PRのポイント」をお届けします。応募書類への自己PR記載は必須ではありません。しかし未経験の職種に応募するときなどに、採用担当者に「期待のできる人材だ」感じてもらうために自己PRは不可欠です。経験者の場合も応募先企業との相性を示すためにもぜひ記載しておきましょう。以下のポイントを押さえて効果的に自分をアピールしましょう。
1) 「求める人物像」に近い自分だと述べる
 自己PRを書くときに、誰もが自身の良いところや特性を強調しようとします。もちろんそれでよいのですが、それが応募先企業の「求める人物像」とかけ離れていては話になりません。長時間の一人作業に耐えられる人を求める会社に、チームワークでの実績をアピールしても「うちに必要な人材ではないかも」と捉えられるだけです。先方に「欲しい」と思わせるポイントを意識して作成しましょう。
2) タイトルをつける
 自己PRの冒頭に「周囲の人を巻き込む力」「段取りスキル」などとタイトルを述べておきましょう。伝えたい内容を採用担当者が把握しやすくなるので、よりPRしたいポイントが何かを知らせることができます。また、端的なワードは記憶にも残りやすいため、他の応募者に差をつけ、次の選考段階や面接に進みやすくなるでしょう。
3) 具体的なエピソードを添える
 自己PRの要点をタイトルで伝えたら、それが具体的にどういうことかをイメージできるエピソードを添えましょう。「忍耐力」なら「予算や納期が厳しいプロジェクトで、問題が多発してもあきらめずに原因追及し解決を模索し続けました。その結果、顧客から高評価を得て次の受注に繋がりました」と状況を詳しく述べ得られた成果を加えると、より説得力が増します。
 以上を踏まえた自己PRで、書類選考に勝ち残れる応募書類を完成させましょう!

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