メルマガバックナンバー 柴田登子執筆記事

相談され上手になろう!(8)

こんにちは!第1、3月曜日を担当いたしますキャリアコンサルタントの柴田登子です。
 職場でのコミュニケーションで覚えておくべき相談されるときのポイント、今回は「実際に相談を受けた時」の「意思決定は本人がする」をお伝えします。前回までに相談において1)「事実と感情を分ける」、2)「解決とは何かを確認する」、をそれぞれ示しました。それらを経て解決に向けいよいよ行動!となったとき、具体的な意思決定は必ず相談者本人が行うようにしましょう。
その理由は以下の2つにあります。
1) 行動プランに納得感が持てない
 私たちは相談を受けると良かれと思ってつい「ああしたほうがいい」「こうしたほうがいい」と言ってしまいがちです。しかし度が過ぎるとただの意見の押し付けになります。そのような状況で相談者が行動プランを決めてもそれは他人が決めたこと、つまり「他人事」になってしまいます。それでは行動を起こす気になれないでしょう。「あなたが決めた解決に向かうために、次に何をすべきだと思う?」と問いかけをして、意思決定を促しましょう。
2) 結果に対して満足できない
 相談者にとって結果が思わしくなかったとき、他人から勧められた行動プランでは「言うとおりにしなきゃよかった」と大きな不満が残ります。良かれと思ってしたアドバイスを、相談者は「どうせ自分で決めたんじゃないし」「当事者ではない人の言うことだったんだから」と考えてしまうからです。つまり、問題が解決しなかった責任の所在は「他人事」なのです。しかし、自ら意思決定をしたという認識があれば納得もできますし、うまくことが運べば大きな自信につながります。たとえアドバイスを参考に決めたとしても、行動プランは必ず相談者本人の口から語ってもらうなどして、自分で決めたという意識を持たせるようにしましょう。
 そもそも相談された問題は本人のものです。出過ぎず対応するよう心がけましょう。

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