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ファシリテーションで多様性を活かす

こんにちは!毎週水曜日を担当いたします水江 泰資(みずえひろよし)です。

ファシリテーションは、組織経営の点からは、リーダーシップ、マネジメントに続く第3のスタイルと捉えられます。
ファシリテーションという機能やファシリテーターという役割は古くからありましたが、言葉としては1940年代から文献に見られるようになりました。話し合いがうまくいった場面に、舵取り役のような人がいたことを「発見」し、「言語化」「概念化」したことで研究対象になったと考えられます。
さらに、社会的認知度が広まったのは、21世紀に入ってからです。主にビジネス界において、未来に対する不確実性や曖昧性を表すVUCA時代の到来が現実味を帯びてきた頃から、多くの組織で従来の「リーダーは1人いればいい」という考え方ではうまくいかない状態になってきました。組織が巨大化、複雑化してきたからです。そこで、ファシリテーションが新たな概念として注目されるようになりました。
※VUCA
V:Volatility(変動性)、U:Uncertainty(不確実性)、
C:Complexity(複雑性)、A:Ambiguity(曖昧性)という4つ
の言葉の頭文字からの造語。社会における変化の予測がしにくい
状態を表す言葉です。

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