こんにちは!第1、3月曜日を担当いたしますキャリアコンサルタントの柴田登子です。
「セカンドキャリア世代のリスキリング」、4回目は「年齢別セカンドキャリア世代のリスキリング」についてお伝えします。セカンドキャリアを意識し始めた40代、実際に行動が求められる50代、そしてセカンドキャリアを開始する60代がそれぞれどのように「リスキリング」を進めるべきなのか。具体的な行動指針を紹介します。
40代に入ったらキャリア形成におけるゴールを設定します。約20年後に定年を迎えたときの理想の自分像をイメージしてみてください。「役職者になっている」「〇〇の仕事を成し遂げている」など具体的に思い浮かべましょう。次にこれまでの「キャリアの振り返り」をします。経験や身についたスキルを書き出し、ゴールにたどり着くために足りないものをピックアップして、より理想に近づける学びのプランを立て実行します。
50代はこれまでに得たスキルや経験をベースに、具体的なセカンドキャリアを決めていきます。今の職場に役職を外れて留まる、子会社などに転籍するなどこれまでの経歴の延長を望むのであれば、先輩たちがどのようなキャリアパスを辿ったのか、良く調べましょう。起業・独立や全く別の仕事にチャレンジするのなら、在職中にその準備を始めるべきです。資金調達や人脈作りは自身が組織にいるうちのほうがスムーズに進むからです。
60代になるといよいよセカンドキャリア開始です。この時点でリスキリングしておきたいのは「価値観」です。世の中の急速な変化変化に伴い、人生100年時代に少しでも長く働き続けるためにはこのアップデートが重要です。「女性はこうあるべき」「プライベートよりも仕事優先」など自分の世代で当たり前だった考えを振りかざしていると、途端に今のビジネスについていけなくなるからです。
次回はこれらを踏まえ「実はリスキリングに本当に必要なもの」をお伝えします。
セカンドキャリア世代のリスキリング(4)