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ワークショップをやってみよう(15)

こんにちは! 毎週水曜日を担当する水江 泰資(みずえ ひろよし)です。本エッセイでは、少人数の打合せや会議運営で役立つファシリテーションスキルを紹介しています。ファシリテーションを応用し、ワークショップを社会人教育で活用してみましょう。
前回までは、実際のプログラム進行に沿って代表的なアクティビティを紹介していくこととし、まずは『グループ分け』を行いました。
今回は、それに続く『自己紹介』です。研修でも、グループ作業の際には最初に所属や名前を言い合ってから始めますね。ワークショップでは人間関係を促進するアクティビティとして用います。
ファシリテーターのセリフで示します。
「では、グループごとで自己紹介し合いましょう。お互いに誰なのか、何に関心があるのか、交換する情報が多ければ多いほど、演習を一緒に進めるうえでの安心感や理解につながります。紹介は一人2分間です。その中で目一杯自分というものを伝えてください。2分を超えてはいけません。ベルが鳴ったらとなりの方に移ってください。(投影や張り紙で掲示しながら)項目は次の4つです。
【自己紹介アクティビティ】
1. 名前
本名を言った後、呼ばれたい名前を言ってください。本名のままでもよいですし、愛称やあだ名でもよいです。
2. 担当業務とそのやり甲斐
業務内容を簡単に説明し、その仕事の自分にとっての価値を教えてください。
3. 最近の関心事
仕事でなく、プライベートの趣味でもよいです。
4. 座右の銘
考え方や行動のよりどころにしている言葉です。
最初の紹介は、私に一番近いところに座っている方で、その後は時計回りで進めましょう。1分間差し上げますので、何を話そうか考えてください。(1分経ったら)
もし、早く話し終わったら、4つの項目で言い足りなかったことを補足してください。ほかの話はしないでください。では、始めてください」
次回も実際場面でのアクティビティの進め方を紹介します。

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