メルマガバックナンバー 大嶋友秀執筆記事

「営業でつかんだコミュニケーションのツボやコツ!」(5)

 みなさん、こんにちは!スピーチコーチの大嶋友秀です。
 今回は「雑談」の最終回です。これまで雑談の必要性から、きっかけとしての挨拶、そして話題について3回にわたって考えました。話が盛り上がるのは楽しいものですが、忙しいビジネスシーンでの雑談は、長くなりすぎないようにしたいですね。そこで、雑談を切り上げる「コツ」をお伝えします。
・雑談の主導権に意識を!
 雑談の主導権は、話し手が持っています。もし相手がずっと話していれば、あなたは聞かされるだけになってしまいます。聞き上手なのはいいことですが、うなずいてばかりいては話が終わりません。そこで、相手と交互に話題を出しながら、リードするよう心掛けましょう。そうしておけば、自分のペースで終えることができます。
・返答が長くなる質問に注意!
 雑談を長引かせないためには、不用意な質問に注意してください。相手の「いい天気ですね」との言葉に「どこかへお出かけですか?」などと問いかけると、そこから話が長くなる可能性があります。相手にとっても、話したくない質問かもしれません。質問は、お互いに会話を続けたいかどうかを見極めてからしましょう。
・息の継ぎ目に注意を!
 相手がおしゃべり好きで話の主導権を譲らず、困ってしまうときがあります。その場合は、呼吸に注目しましょう。相手が、息を吸うために一瞬間を取ったタイミングを捉えて「では、そろそろ・・・」などと切り上げの言葉を入れます。ただし、これは強引な印象を与えますので、時間がないときのワザとして覚えておいてください。
 雑談上手になれるかどうかは、人との関係性を作る上で大切です。ぜひ、今回紹介したコツを意識してください。
 では、次回からは新たなテーマで考えていきます。またお会いしましょう。

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