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「接遇のチカラ」 (18) 「自尊心」を心に留めて~思っていても伝わらない

 こんにちは!第2・4月曜日を担当するコミュニケーション講師の松原です。
 これまで、相手の自尊心を尊重することが、よりよい信頼関係を構築しコミュニケーションを円滑すると述べて参りました。そして、前回までの3回で「自尊心」の要素「好感」「自己重要感」「自己有能感」について説明をしました。
 そして、尊重するのは相手だけではありません。自分自身の自尊心こそ大切にしてください。それがあなたの価値を高め、相手との良い関係をつくりだします。
 
 例えば、後輩の指導を上司から頼まれたとします。ここで、「私、指導なんて無理です」と断ってしまったらどうでしょう。後輩がそれを見たら「先輩なのにアドバイスできないの?ダメだな。頼りたくない」と思うでしょうし、せっかく抜擢した上司もあなたの態度にがっかりするでしょう。これでは上司とも後輩とも良い関係は築けません。
 こんな態度の原因は、自分の価値を認めていないからです。上司が任せたのは「重要な人材である」し「有能であると認めた」からです。それなのに自分への重要感と有能感を否定してしまったら自信は持てません。自信がなければ、自分を好きにはなれないでしょうし、ましてや「こんな私に後輩はついてくるはずがない。好かれないから」と好感まで損ねる悪いループに陥ってしまいます。
 そうならないために「自分は認められた」ということをしっかりと受け止め、自分の中の自尊心を尊重しなくてはなりません。そうすれば後輩への指導も自信をもって臨むことができ、良い関係を築くことができるでしょう。
 
 自尊心を高く持つことであなたの振る舞いは変わります。それが、あなたの価値を高めます。自分と相手を尊重し合い、よりよいコミュニケーションのサイクルをつくりだしましょう。

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松原 里美

松原 里美

研修講師、地域密着ワークショップファシリテーター
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