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転職活動で差がつく応募書類(3)

こんにちは!第1、3月曜日を担当いたしますキャリアコンサルタントの柴田登子です。
 「転職活動で差がつく応募書類」3回目の今回は、職務経歴書の書式についてお伝えします。書くべき項目は主に以下の4つです。
1)これまで勤務した会社での職務内容
2)保有する資格
3)PCスキル
4)自己PR
履歴書と違い、決まったフォーマットはありません。作成する人の持つ経験に応じて記載すべき量が違うため、自分でレイアウトを考えます。この中で1)について、「経年式」「キャリア式」の2通りの書き方をご紹介します。いずれもポイントは「大切なことは最初に書く」です。
経年式では、職務内容(社名、勤務期間、職種、担当業務、仕事への姿勢や成果など)を1社ごと、新しいもの順に書きます。直近の経験を最初に書くと、採用担当者がいち早く応募者の現在の活躍ぶりを読み取れます。勤務先が4社以下であればこの書き方をお勧めします。
 一方、キャリア式は職務内容を職種ごとにまとめる書き方です。例えば、職務経験が7社で、そのうちの3社が医療事務、4社が販売職だとしましょう。職種が同じものはたいてい職務内容も重複しています。それなのに全社分の職務内容を書くと、記述量が膨大になります。そこで例えば医療事務について、社名、勤務期間は3社分個別に列記しますが、担当業務と仕事への姿勢・成果はまとめて書きます。販売職も同様にします。また、2つの職種の記載順は今回志望する職種と同じ、またはより近いものを先にします。例えば、受付に応募するなら医療事務、営業職なら販売職を先に書くと、入社後すぐに役立つ経験があるとアピールできます。職務経歴が多く、かつ複数職種にまたがっている人はこちらを用いるとよいでしょう。
 応募者が殺到すれば、採用担当者の職務経歴書に目を通す時間は短くなります。最初にアピールすべきことを書き、いち早く「面接に呼ぼう」と思わせるようにしましょう

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