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ファシリテーションの基礎スキル 傾聴(15)

こんにちは!毎週水曜日を担当する水江 泰資(みずえ ひろよし)です。
本エッセイでは、少人数の打合せや会議運営で役立つファシリテーション・スキルを紹介しています。
先月から、『意見に応える』をテーマに様々なスキルを紹介しています。今回からは「話を促進させる一言」を解説します。
会話の上手な人には共通する特徴があります。それは、印象深い「一言」や「言い回し」、絶妙な「接続詞」を使っていることでした。また、それらには、考えの整理や、話の筋道を通す効果があるのもわかりました。特に上司や先輩の立場になれば、部下や後輩との会話も増えますから、これらを用いて話をすることで、職場コミュニケーションの向上に活かしていきましょう。
まずは相手にもう少し考えてほしいときに使いたい言い回しです。例として、上司が新人から営業方法の相談を受けている場面を挙げます。出された提案が期待に反して良くない場合に使いたいのが「仮に、○○だったら」です。
新人「…以上が、私の考えた方法なのですが、いかがでしょうか」
上司「仮に、君がクライアントの立場だったら、この方法を受け入れるかな?」
新人「・・・私がクライアントだったら、ちょっと不満ですね・・」
上司「そうだろう?相手の立場になって考えてごらん」
理由も告げず即座に、ダメだ、やり直せ、といったネガティブな応え方では、新人は今後相談する気になれなくなるのは、このエッセイで繰り返しお伝えしています。
不十分な営業方法は自社都合に偏っている内容が多く、自分が顧客ならその製品やサービスを購入するだろうかを考えさせます。
 他には、「もし、〇〇だったら…」「例えば、〇〇だったら…」があります。
 上司「もし、△△の納期が間に合わなかったら、どんな手が考えられるだろうか?」
 上司「例えば、お得意の××社さんだったら、この方法にメリットを感じるだろうか?」
次回も「話を促進させる一言」を紹介します。

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