こんにちは!第2・4月曜日を担当のコミュニケーション講師の松原です
良い第一印象のために心がけるべきポイントとして以下の4つを上げました。
1. 清潔な身だしなみ 2. 柔和な表情・笑顔 3. 状況にあったあいさつ 4. おちついた態度・仕草
今回はふたつめの「柔和な表情・笑顔」についてです。
たとえば、あなたがお店に入ったとします。買いたいものがどこに置いてあるかわからないとき、眉間にしわを寄せている店員Aと柔らかい笑顔の店員Bがいたら、どちらに声をかけますか?
しかめっ面の人に進んで声をかける人はあまりいないでしょう。
反対に優しい表情の人には「親切に教えてもらえそう」と感じます。ですが、笑顔だから良いというわけではありません。笑顔でも向かい合っていても、きょろきょろと視線を動かしていたら「この人、上の空だな」と判断されます。
このように、表情は相手に与える印象を大きく左右します。普段、とても親切で細やかな心配りができていても、ぱっと見の瞬間、たまたま声をかけづらい顔だっただけで選ばれる機会を失ってしまうのです。偶然とはいえ、とても残念です。
前回に述べたとおり、プロのビジネスパーソンとは仕事に真剣に向き合い、職務を全うできる人です。ですから自らの価値を高めるために姿勢を整えます。ですから「たまたま、やな表情を見られちゃった。仕方ないね」と、自分を甘やかすのはプロ意識があるとは言えません。笑顔が必要であると判断したら、常に口角を上げているくらいの心構えが必要です。
コロナ禍の現在、マスク着用での応対が基本です。顔の下半分が隠れてしまうため、自分で思っている以上に気遣いは必要です。
ポイントは眉や目の動きです。どうしたらいいの?と迷ったら、まず、以下の3点を心がけるようにしましょう。
・眉を開くようにする
…眉間を寄せてしわにすると、険しい表情に見えます
・口角をあげておく(マスクの中であっても)
…口角をあげると、頬の筋肉の押し上げで目元にも笑顔が感じられます
・視線は相手に向け、泳がせない
…この時、視線は相手の目ではなく顔全体をおだやかに見ることで、圧迫感をなくせます
柔和な表情で第一印象を作りましょう。そして、いち早く信頼感と安心感を伝えてください。あなたが変われば、周りからの反応は思ったより早く返ってきますよ。
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「接遇のチカラ」 (5) 柔和な表情・笑顔~第一印象の作り方
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松原 里実
研修講師、地域密着ワークショップファシリテーター →プロフィールはこちら
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