メルマガバックナンバー 柴田登子執筆記事

転職活動で差がつく応募書類(4)

こんにちは!第1、3月曜日を担当いたしますキャリアコンサルタントの柴田登子です。
「転職活動で差がつく応募書類」4回目の今回は、志望動機のポイントについてお伝えします。履歴書には志望動機欄があります。どうしても貴社で働きたい、という情熱を伝えるべきとわかっていても、何を書けばよいのかよくわからない、と言う声をよく聞きます。
この場では「ある会社の経理職に応募する」と仮定し、記述すべき内容を解説します。
1) 応募する企業と職種それぞれの志望動機を書く
応募する企業と職種の両方について熱意をアピールしましょう。経理をやりたいから、という内容だけだと「うちの会社でなくてもよいかも」と捉えられます。一方、会社という組織への想いだけを書くと、イメージだけで選んだのではという印象を与えます。「応募先企業での経理職」について書いても、「経理の志望理由」「その会社を選んだ動機」をそれぞれ個別に述べても構いません。
2) これまでの経験や知識としっかり紐づけする
同じ業界・同じ職種での経験を示し、即戦力であることをアピールしましょう。同業界出身だが経理職の経験がないときは「業界の習慣を熟知している」「同業他社の知り合いが多く活用できる人脈がある」と強みを示します。合わせて、取得資格の記載などで経理についての専門知識をどの程度持ち合わせているかを伝えます。経理経験だけがある人は、業界を良く調べたうえで転職しても問題なしと判断した点を強調します。
3) 入社後に実現したいことを述べる
志望動機には自分とのマッチングについて述べるだけではなく「入社後にやりとげたいこと」も挙げておきます。企業や業界、職種に関するニーズをネット記事などからピックアップしてみるとよいでしょう。
「将来は財務にも挑戦したい」「経理分野でのAI、クラウドの活用を推進したい」などより具体的に書きます。
最終回は「自己PRのポイント」です。お楽しみに!

  • この記事を書いた人
  • 最新記事

-メルマガバックナンバー, 柴田登子執筆記事

© 2024 講師道錬成道場『雙志館』