メルマガバックナンバー 水江泰資執筆記事

ワークショップをやってみよう(12)

こんにちは! 毎週水曜日を担当する水江 泰資(みずえ ひろよし)です。
本エッセイでは、少人数の打合せや会議運営で役立つファシリテーション・スキルを紹介しています。
ファシリテーションを応用し、ワークショップを社会人教育で活用するために、その主流である研修と比較しながらポイントをつかんでいきましょう。
前回はセッションの作り方を説明しました。セッションは、参加者のすべての活動を指すさまざまなアクティビティから構成されます。
今回はアクティビティの進め方を説明します。進め方を丁寧に伝えれば、何をすべきかが明確になり、課題に前向きに取り組めます。
「何をするのか(内容)」「なぜするのか(目的や意義)」「どのようにするのか(方法やルール)」の順番で伝えます。
事例をファシリテーターのセリフで示します。前回に引き続き、ある製造業のケースです。『部門間の風通しをよくする』のテーマで、各部門から数名ずつ集められ、重複を避けいくつかの班に分けられました。
今から、あるセッションが始まります。
○内容 「これから、他部門に対する印象や問題点、こうしてくれたらいいのにと思っていることを話し合いましょう。時間は30分間です。」
○目的 「このアクティビティは、皆さんがお互いに“問題だ”と考えていることをはっきりさせるために行います。そのためには自分の気持ちや意見を率直に出し合う必要があります。」
○方法 「司会進行役を決めてください。司会の役割は発言の促しと時間管理です。一人一つ以上発言してください。その際、メンバーは発言者の意見を否定してはいけません。しかし、意味がわかりにくい場合は、言い直してもらうよう依頼するのはOKです。なお、同じ意見であっても“〇〇さんと同じです”ではなく、自分の言葉で話してください。司会が意見を言うときは誰かが代わってあげてください。」
次回はワークショップを彩るさまざまなアクティビティを紹介します。

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