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知っておきたい転職活動の基本(5)

こんにちは!第1、3月曜日を担当いたしますキャリアコンサルタントの柴田登子です。
「知っておきたい転職活動の基本」、最終回は「持っておきたいマインドセット」です。私は長らく担当しているキャリアコンサルティングにおいて感じていることがあります。それは、自分の能力やスキルに自信を持っている、または自分の強みを知って人の少なさです。転職活動を勝ち抜くには、書類選考や面接で存分に自分の能力を伝えなければいけません。よりよい仕事を勝ち取るためにも、是非以下の2つを心がけていただきたいと思います。
<自分には無理、と思わない>
 求人情報を探すときに経験が少ない、あるいはまったくないから応募なんて無理、と考える人がいます。しかしこれまでの経験を次の仕事でどう活かせるかを伝えればチャンスはあります。
例えば未経験の医療事務に応募するとき、接客業での経験が受付対応に役立つとアピールすれば好印象を持たれます。また、中小企業でしか働いたことがないからと「大手企業への転職は無理」と考えるのは早計です。コンパクトな組織では誰でも、仕事のやり方は自分で考えなければなりません。停滞が続き変革を急ぐ大手企業では、まさにその能力を持つ人材が必要だからです。
<自分を小さく見せない>
 面接の場で「〇〇はどれぐらいできますか?」という質問に「簡単なことなら」とか「~ぐらいしかできない」と答える人がいます。
先方がどのぐらいのスキルを求めているか定かでないのに、勝手に卑下してもしかたありません。また自信のなさそうな発言は、自分を他の候補者よりも見劣りさせてしまいます。
「Excelはグラフを書くところまでしかできません」ではなく「グラフ作成までできます。売り上げ額の推移データを示すのに活用していました」などとレベルが掴みやすい事例を添えて述べればよいでしょう。
 面接の時間は限られています。謙遜よりも自分の能力を伝えることに集中しましょう。

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