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講師力の幅を広げる(2)

■ワンポイント・エッセイ
        講師力の幅を広げる(2)     正尚

 プレゼンテーションについては、すでに多くのノウハウ本が
出ており、またセミナーや研修などプレゼン・スキルの向上を
テーマとしたものが数多く実施されています。
 それでも多くの講師にスキル不足が見られるのはなぜでしょう
か。その答えは明らかです。プレゼンテーションの成功ポイント
3点のうち、「話の構成」「話し方」には留意するものの、肝心
の「話の内容(インパクト)」に気を使っていないからです。
 過去に壮絶な体験をしている方は、体験談そのものにインパク
トがありますので、聴衆は自然とプレゼンテーションに引き込ま
れていくでしょう。
 では、これといったエピソードを持っていない人はどうすれば
良いでしょうか。そのキーワードは「対比構造」です。
 話に面白味のない方の多くは、過去の経験、過去に取得した資
格、過去から現在に至る登壇実績など、話の内容が過去形または
現在形で止まっているのです。
 そこに、過去・現在に対比させて未来の話、すなわちビジョン
が加わると、たちまち興味深さが増します。例えばモチベーショ
ン系のテーマを得意とする講師であれば、「今後10年で、やる
気に満ちた営業パーソンを1万人育てます」といった将来像を語
るのです。
 この「対比構造」をうまく用いると、プレゼンテーション力の
みならず、ファシリテーション力も向上しますので、次回も引き
続き事例を解説します。

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soshikan

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