みなさん、こんにちは。スピーチコーチの大嶋友秀です。今回も、少し意識するだけで話し方が変わるコツを紹介しましょう。前回は、大切なポイントを予告することを紹介しました。
今回は、接続詞を効果的に使うことをお伝えしましょう。
接続詞とは、前後の文の展開を知らせる言葉で「なぜなら」「たとえば」「それに」や「だから」などがあります。人の話を理解するのが簡単ではないのは、話の展開が見えないからです。しかし、接続詞を使うと文の道筋がはっきりし、話全体がわかります。あなたが会議で、朝ミーティングの提案をした例を考えてみましょう。
「私は、毎朝のミーティングを提案します。こまめに打ち合わせをすれば、メンバーの行動がよくわかり、何時間もかかる週一回の会議の短縮にもつながるでしょう。頻繁に情報を交換することで、チームワークも強くなります。ぜひ毎朝やりましょう」
これでも意味はわかりますが、そこに接続詞を入れるとどうでしょうか。
「私は、毎朝のミーティングを提案します。なぜなら、こまめに打ち合わせをすれば、メンバーの行動がよくわかります。それに、何時間もかかる週一の会議の短縮にもつながるでしょう。しかも、頻繁に情報を交換することで、チームワークも強くなります。だから、ぜひ毎朝やりましょう」
「なぜなら」とくれば理由が続く、「だから」と続けば締めくくりになるとわかります。このような接続詞のおかげで、その後の展開がわかりやすくなりました。
では、今日の即興スピーチの質問です。3月はひな祭り、5月は子供の日と、1年にはいろんなことを祝う祝日があります。
「あなたは、自分のためにどんな特別な記念日を作りますか?」
私は、10月9日を「私の空手記念日」としています。これは、5年前のこの日に空手を習い始めたからです。継続的に運動するきっかけになっています。皆さんも、何かに挑戦した日を覚えていますか。では、またお会いしましょう。