メルマガバックナンバー 大嶋友秀執筆記事

「即興スピーチを学んで即答力をつけよう!」(17)

 みなさん、こんにちは!スピーチコーチの大嶋友秀です。
2月は毎週金曜日にお届けします。
 前回に引き続き「即興スピーチを学んで即答力をつける」ために、インプットについて考えていきます。前回の「書店に行く」に続き、そこで実践できる方法を紹介しましょう。
 そこで「書店で本を3冊選ぶ」ことをおすすめします。
 頭の体操だと思ってやってみてください。まず、興味を持てる本を一冊決めます。そして、その本の内容をより深く理解するためにあと2冊を選んでみましょう。
 そうすれば、本から知識を吸収する受身な状態から、自ら考える能動的な姿勢に変わります。「より深く理解」するために本を探そうとすれば、その時点から自分だけのテーマを考え始めています。これが大切なのです。
 先日、私は近所の本屋さんで、現代若者の考え方について書かれている『「ぴえん」という病〜S N S世代の消費と承認』(佐々木チワワ)という本に興味を持ちました。これに合わせてS N S社会をさらに理解しようと、『炎上社会を考える〜自粛警察からキャンセルカルチャーまで』(伊藤昌亮)と、その対処法につながりそうな『なぜ人に会うのが辛いのか〜メンタルをすり減らさない38のヒント』(佐藤優&斉藤環)の2冊を選びました。3冊を選ぶことで、S N S社会について3つの観点から学べるのです。
 関連図書を3冊選ぶだけであれば、オンラインでもできるでしょう。しかし、リアル店舗にあるたくさんの書籍から刺激を受けて、読む本を探していくのが良いのです。目に飛び込んでくる本の情報から、思わぬ発想や意外なつながりを見つけたりできるからです。
 即答力をあげるために、瞬発的な発想力が求められます。本屋さんで、こんなトレーニングをすれば、自然に発想力も高まってくるでしょう。ぜひみなさんも、書店で3冊の本を探してみてください。いつもとは違った気づきがあるかもしれませんよ。
 ではまたお会いしましょう。

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