メルマガバックナンバー 柴田登子執筆記事

緊張との向き合い方(4)

 こんにちは!第1、3月曜日を担当いたしますキャリアコンサルタントの柴田登子です。人前で話すときの緊張との向き合い方についてお伝えするシリーズ、今回は「緊張が和らぐ話し方」です。いよいよ本番となると、どんなに充分練習をしていてもやはり落ち着かないものですよね。

 少しでもその状態から抜け出すためにおススメしたい方法として「自分以外の誰かになりきること」をご紹介いたします。自分のイメージする「カッコよく話せる人」になったつもりで話しましょう。たとえばプレゼンテーションのうまい上司など身近な存在、さらにスピーチの名人で有名なオバマ元大統領やスティーブ・ジョブズを真似て話してみるのです。するとなぜだかいつもより緊張が和らぎます。

 そもそもあがってしまう心理は「自分がどう思われているのか、相手からどう見えているのか」不安、というものです。当たり前ですが「自分ごと」であるからこそ評価が気になるのです。そんな時に誰か他の人を演じてみると、とたんに気が楽になります。にわかに信じがたいかもしれませんが、イベントで仮装やコスプレをするとみな開放的になったり、いつもより羽目を外したりしますよね。今のこの姿は私ではない、と自身の行動が「他人ごと」になるからです。「別人になったのであれば人からどう思われようがかまわない」という意識が働き、いつもよりも固くならずに話せるようになるのです。

 また、「こんなふうになりたい」と他人の行動を真似る行為を、心理学では「モデリング」と呼びます。モデリングを続けていると、メンタルや行動がどんどん目標とする人に近づいて行くのだそうです。頭に思い浮かべたスピーチの達人は、きっと失敗とは無縁でしょう。ですからその人たちになりきれば、自然と失敗は遠ざかり、技術も徐々に身についていきます。緊張を和らげるだけではない他のメリットもあるので、ぜひ「なりきりたいと思える人」を見つけておいてください。

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