こんにちは!毎週水曜日を担当する水江 泰資(みずえ ひろよし)です。
本エッセイでは、少人数の打合せや会議運営で役立つファシリテーション・スキルを紹介しています。
前回はオンライン会議の開催前日までにやっておくことを紹介しました。特にホスト(会議室を開設し、各種の機能を設定する権限を持っている人)への依頼事項を挙げました。
今回は当日の開始前にやることを説明します。オンライン会議では参加者はそれぞれ別の場所から参加するので対面とは違ったチェックポイントがあります。
1.30分前には会議室を立ち上げる
通信環境の高機能化に伴い、パソコンが自動的にシステムを再起動する場合があります。あなたの当日使用する機器が使い慣れているものであっても早めに電源を入れましょう。めったに使わない機
器であればなおさらです。
2.待機室を設定する
最近の会議アプリでは、参加者が入室する前に一旦待機室に居させる機能があります。これは、迎える準備が整っていない時間に参加者が入室し、それに対応すれば主催側の事前打合せが十分に出来なくなるといった事態を防ぎます。
3.音声と見え方のチェックする
会議開始10~5分前になったら参加者を入室させます。その際には司会進行のあなたから声掛けし参加者の音声チェックを行います。加えて画面での見え方もチェックしましょう。特に自宅から参加する場合、仕事に関係ない家庭内の様子が見えてしまう場合もありま
す。
4.会議に合った所属・氏名を表示する
画面には参加者の氏名などを表示できます。日頃の社内会議では、略した書き方をしていることもあるでしょう。外部の人が参加する場合にはそれを改め、組織の正式名称とフルネームを表示するよう変更させ、内外のけじめをつけましょう。例を示します。
職場メンバーのみ:田中@システム
外部の人も参加する:○○株式会社 システム担当 田中太郎
次回は会議の進め方について説明します。
オンラインによるファシリテーション(10)