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ファシリテーションで多様性を活かす(40)

こんにちは! 
毎週水曜日を担当します水江 泰資(みずえ ひろよし)です。
本エッセイでは、少人数の打合せや会議運営で役立つファシリテーション・スキルを紹介しています。
今月は『オンライン会議での議論の進め方』をテーマに、主に司会役に身に着けてほしい、話のまとめ方や参加者の満足度を高める方法を紹介しています。
前回までは、会議の話し合いの3つの種類、および、議論をスムースに進める5つのポイントを紹介しました。そして、議論が始まり、提案者が議題を説明し、参加者からの感想や意見を求めましたが、出てこない場合の理由を4つ挙げました。その詳細は先週(4月21日発信)までの本メルマガをご参照ください。
さて、今回は、意見が出てこない4つの理由のひとつである「話すのが苦手、話すのが苦手、または、偉い人やベテランの前では言いにくいと気後れしている場合」の意見の引き出し方について解説します。
意見を引き出すには、安心感を与えることがコツなのですが、それにはふたつのやり方があります。ひとつは感情へのアプローチ、もうひとつは理性(論理)へのアプローチです。
◎感情へのアプローチ
明るく軽い議題であれば、司会役の表情は笑顔、口調は朗らか、身振り手振りを大げさにし、参加者の気持ちをほぐしていきましょう。また、議題が重たい、難しければ、決して結論を焦らずに、口調はゆっくり目、協力や支援を依頼する言葉遣いをしましょう。例えば、「皆さんの意見が解決につながります」「思ったことを言ってほしい」などです。
◎理性(論理)へのアプローチ
理性へのアプローチ、つまりルールがあるのだから誰もが守るべきだ、という面から発言を促します。例えば、「ルールということで皆さんに発言してもらっているのですから、あなたもどうぞ」「ひとり一回の発言は、例えば〇〇さんと同意見です、でもいいですよ。なんでもいいのであなたの考えを言ってください」のような、より相手の心が軽くなる台詞が良いでしょう。
次回は「発言以外の意見の引き出し方」をご紹介します。

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