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ファシリテーションの基礎となる思考方法(1)

こんにちは! 
毎週水曜日を担当します水江 泰資(みずえ ひろよし)です。
本エッセイでは、少人数の打合せや会議運営で役立つファシリテーション・スキルを紹介しています。
今月から、会議の参加者全員が身に付けておくと役に立つスキルをお伝えします。
まずは、基礎となる考え方、「論理思考(ロジカルシンキング)」を取り上げます。

ファシリテーションとは、意見をわかりやすくまとめ、実践につなげるスキルだと繰り返し伝えてきましたが、わかりやすくまとめる時に必要なのが論理思考、つまり筋道の通った考え方です。
筋が通っていれば、誰もが「なるほど、その通りだ」と受け止めることが出来ます。
参加者がみな論理的に考え、発言し合えば、会議がスムーズに進み、誰もが納得できる結論が得られます。

ですので、会議の場面では、参加者の発言が議題に沿っているか、意見に矛盾はないか、結論に無理はないかなどを常に意識し、確認し合う必要があります。とはいえ、なかなか難しいそうですが、簡単なコツがあります。
それは、「分ける」ことです。「分ける」は「わかる」の語源ともいわれています。
会議中、誰かの発言を聴いたら、それを分けてみてください。
「言いたいポイントは〇〇だ」「さっきの部分は主張で、これは理由だ」「今は例を挙げている」といった具合です。
長い発言でも、このように分けられれば、誰にとっても理解しやすい、筋が通っている話と言えます。

もし、「分けられない」つまり「わからない」ところがあれば、必ず確認しましょう。「よく分からないけれど、まあ、しょうがないか」とそのままにしておくと、会議の進行はもちろん、結論も論理性が無くなります。

参加者がお互いに「この点は分かりました」「この点は分かりません」と確認し合う、これが論理思考の最初のステップです。
次回に「相手がわかりやすくなる説明の仕方」について解説します。

  • この記事を書いた人
水江泰資

水江 泰資

研修講師、国際認定ファシリテーター
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