メルマガバックナンバー 柴田登子執筆記事

面接で応募者が傾聴?

こんにちは!第1、3月曜日を担当いたしますキャリアコンサルタントの柴田登子です。
 就職・転職活動の指導で何度も強調されるのが自己アピールです。
「自己分析して見つけた自分の長所をどんどんアピールしなさい!」
と私も職業訓練生や転職希望者には頻繁に伝えています。
しかし、中小企業や部署ごとの採用面接では、面接官は経営者や直属の上司であることがほとんどです。つまり人事担当者とは違い、採用のプロではない人物です。このような場合、うまく自己アピールをするだけでなく「傾聴の態度」、つまり聴き上手であることを示すのも、より内定を得られるポイントになります。
 採用される側が傾聴?と思うでしょう。でも、採用のプロではない面接官には、自分がひたすら喋る人がいます。私も経営理念やその会社が求める人物像、業務内容などを熱く語られたことが何度もあります。社長として、上司として、事前に採用側の想いを伝えたいのでしょう。
そんな時は「自己アピールしなきゃ!」と焦って話を遮るのではなく、傾聴しましょう。相槌を打つ、大きくうなずくなど聴いているという態度を示します。そして目の前の採用者が一番伝えたいのはここだ、と感じた時にそのポイントを要約して伝え返しながら大いに共感していることを述べるのです。そうすると面接官も人の子です。「この人わかってる、うちの会社を理解できている」と、次はあなたの自己アピールを好意的に傾聴してくれるでしょう。
採用活動においてスキル的な要件チェックは書類選考ですでに実施しています。そこを通過した人が面接で問われるのは「コミュニケーション力」です。自分について伝えることは大切ですが、人の話をしっかり聴くのも必要です。まずは聴いてから自分の話を受け入れられる雰囲気が作れる、という高いコミュニケーションスキルを存分に示して内定を勝ち取りましょう。

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